さどトリコ

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佐渡食材に魅了され飲食店を始めました…保存食屋すがわら店主・菅原さんにインタビュー

2025/06/19

たべる

佐渡でお店を営む、働く、暮らす、活躍する・・・
さまざまな個性豊かな“佐渡な人”に佐渡での暮らしや活動についてお聞きします。

※本企画は、2024年12月にリニューアルした公式Instagram「旅する佐渡 Powered by 佐渡汽船」の連携記事です。
▶︎公式Instagram「旅する佐渡 Powered by 佐渡汽船」

今回インタビューに応えてくださったのは、もともと、東京・清澄白河で保存食材を扱う食品店に勤務していた菅原さん。仕事で佐渡を何度も訪れる中で佐渡の魅力に惹かれ、独立を機に移住を決意。現在は、自宅を改装して軽食と保存食の直売所「保存食屋すがわら」を営んでいます。

菅原 香子さん 
 
〈保存食屋すがわら〉
営業時間:Instagramカレンダーにて
Instagram:@hozonsyoku_sugawara



── 佐渡に移住したきっかけを教えてください。 
東京・清澄白河にある保存食を扱う食品店で働いていました。全国の保存食をコンセプトにしたお店ですが、特に佐渡の果物を使った瓶詰めなどを扱っていて、実際に佐渡まで加工しに来たり食材を見にきたりしていたんです。そんな中で、少しずつ佐渡に知人が増えて自然と佐渡の魅力に惹かれて、、、独立を機に夫と一緒に移住を決意しました。

── 佐渡に移住して、最初の印象はどうでしたか?
移住する前から何度も訪れていたので、佐渡の雰囲気はある程度理解していました。でも移住してからは生活のペースがゆっくりになり、東京とは全く違うスピード感に驚きましたね。 佐渡に来てからあまりせかせかと急ぐことがなくなり、心に余裕ができました。なんででしょうね…
日常の自然の豊かさにも気づくことも増えました。近くにある毘沙門堂という寺院は、静けさと自然をすぐそばで感じられていい気分になります。
でも、お祭りの時期になると、ご近所さんと鬼太鼓を練習するなど集まる機会が増えて一気に賑やかになるんですよ。そんな自然豊かな風土と地域の濃い文化がどちらも身近にあるという暮らしが、とても楽しいです。

── 「保存食屋すがわら」はどんなお店ですか?
2024年12月末に自宅を改装して、軽食と保存食の直売所「保存食屋すがわら」をオープンしました。最初はお客さんが来るか不安でしたが、ご近所さんをはじめ、徐々にお客さんが訪ねてくれて、ありがたい限りです。
お店で使う食材はほぼ全てが佐渡産のものを使用しています。時には自家製野菜などの食材を使うこともありますね。佐渡にはおいしいお店も多い中で、佐渡では食べられないものを提供したいという思いから、バインミーなど変わったお料理も定番メニューとして取り入れています。

── 「佐渡の人」はどんな人が多いでしょうか?
佐渡の人々はとてもシャイですが、一度関わりを持つとそこからどんどん深い交流が生まれるのが特徴だと思います。最初のコミュニケーションは少し距離があるように感じるんですが、だんだんお互いに知人を紹介し合うようになったりして、ある時期から一気に交友関係が広がっていきましたね。

── 佐渡を訪れる旅行者におすすめのスポットはありますか?
絶対におすすめするのは、清水寺です。雪の日にいくと幻想的な雰囲気が感じられて、本当に美しいです。家の近くの毘沙門堂もよく案内します。毎年節分に境内で大きな数珠を回すという変わった神事が有名な寺院ですが、佐渡の自然の豊かさを楽しむなら、この辺りはとてもおすすめですね。

── 今後はどのように活動をしていきたいですか?
佐渡の文化や伝統を学びながら、お店や暮らしを通じて地域に根ざしていきたいです。佐渡のお祭りやご近所さんとのお醤油作りなど、佐渡だからこその地域活動にもどんどん参加して、地域の人々と深く繋がりたいと思っています。

── 素敵なお話をありがとうございました!

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