さどトリコ

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佐渡に暮らし始めて17年…せきね農園・関根彬さんと亜沙果さん夫婦にインタビュー

2025/05/02

あそぶ

佐渡でお店を営む、働く、暮らす、活躍する・・・
さまざまな個性豊かな“佐渡な人”に佐渡での暮らしや活動についてお聞きします。

※本企画は、2024年12月にリニューアルした公式Instagram「旅する佐渡 Powered by 佐渡汽船」の連携記事です。
▶︎公式Instagram「旅する佐渡 Powered by 佐渡汽船」

今回インタビューに応えてくださったのは、17年前に佐渡に移住し、佐渡市平清水で家族で米や小麦を育てる「せきね農園」のお二人。

関根 彬さん (写真中央左)
関根 亜沙果さん(写真中央右) 
 
〈佐渡平清水 せきね農園〉
住所:〒952-1213 新潟県佐渡市平清水210-1
営業時間:9:00-17:00(月~金曜/土,日,祝はお休み)Instagram:@sekinefarm_sado

── 佐渡に移住したきっかけを教えてください。

彬さん:たまたま幼馴染が〈伝統文化と環境福祉の専門学校〉の環境学科に通っていて、「農家さんの手伝いができるよ」って紹介してもらって。それで興味があり来たのがきっかけですね。

亜沙果さん:私たち、もともと東京と兵庫出身で、農業の経験もなかったんです。でも、ちょうど石垣島や奄美大島を旅してた時期で、いろんな暮らしを見てみたいなと思ってたんです。

── 移住当初、佐渡ではどんな暮らしを?

彬さん:最初は友人の家にお世話になって、その後は空き家を紹介してもらって住んでました。ただ、そこに住み続けるのはちょっと厳しくて…そこを拠点にしながら、次の住まいを探しました。
仕事のほうは、農業の手伝いですね。お米や柿の収穫をやってました。移住前は映像制作の仕事をしてたので、ずっと室内での作業が多かったんです。でも、自然の中で体を動かすのが新鮮で、楽しいなって。

── それで、佐渡に定住しようと?

彬さん:気がついたら何年も経ってて、たくさんの人との繋がりができてきて「もうここで暮らしていくんだな」って気持ちが固まりましたね。

亜沙果さん:家を買ったときに、田んぼと農機具を全部譲ってもらったんです。それなら「せっかくだし、やってみようか」と。それが8年くらい前ですね。

── いろんなきっかけが重なっていたんですね。県外から来たお二人から見て、佐渡の人ってどんな印象ですか?

彬さん:付き合っていくとすごく親切で、面倒見がいい人が多いんですよね。「空き家があるから住んでいいよ」とか、「農機具使っていいよ」とか、すごく助けられました。

亜沙果さん:人とのつながりが本当に深いんですよね。移住したばかりの頃は、すごいスピードで人と知り合っていって、「次はこの人に会って…」って、どんどん紹介してくださって交流が広がっていく感じでした。

── 島ならではの人付き合い、心強いですね!
  佐渡で暮らしていて「いいな」と思う瞬間はありますか?

彬さん:四季をダイレクトに感じられるところですね。春は鬼太鼓。自分の集落の祭りの日が近づくと近隣の集落からも太鼓の音が聞こえてくるような、夏は田んぼの緑が広がって、秋は収穫。冬は薪ストーブを焚いて、ゆっくり過ごす時間が持てるのもいいですね。

亜沙果さん:子どもとの時間がしっかり取れるのも良かったです。都会だったら通学は電車や自転車だけど、佐渡では送り迎えが必要なので、その時間に自然と会話が生まれるんですよね。思春期になっても、一緒に過ごす時間がちゃんとあるのはいいなって思います。

── 今、佐渡ではどんなお仕事をされているんですか?

彬さん:今は農業がメインです。お米と小麦を作って、商品化して佐渡島内の佐渡汽船ターミナル両津港や小木家や県外でも販売してもらっています。農作業の少ない冬は映像の仕事もやってます。やろうと思えばいろんなことに挑戦できる場所だと思います。

亜沙果さん:やりたいことがあれば、チャンスがいっぱいある場所ですね。「やってくれるならぜひ!」っていう感じで、色んな経験ができます。

── 最後に。佐渡を訪れる旅行者の方へ、是非おすすめの楽しみ方を教えてください!

彬さん:やっぱり食ですね。佐渡の食材を大切に使っているお店はぜひ行ってほしいです。

亜沙果さん:私は、観光地だけじゃなくて、人との出会いを体験してほしいですね。暮らしを楽しんでる人がたくさんいるので、そんな方々に会いに行くのも面白いと思います。

── 素敵なお話をありがとうございました!

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