佐渡汽船公式サイト

・記事内容は公開日時点の情報です。新型コロナウイルス感染症の影響により予告なく変更される場合がありますので、詳細はそれぞれのお問い合わせ先にご確認ください。
・ご旅行中は佐渡の「新しい生活様式」を取り入れてお楽しみください。

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こんにちは。SNSで動物の動画を見て日々の疲れをとっている近嵐です。

ペットといえばお祭りで買った金魚しか飼ったことがない私ですが、新聞で見つけた「バラと猫で癒されて」という記事に書いてあった民宿が気になったので行ってきました。

農家民宿「ローゼンキャット」です。

なんて可愛い名前なんでしょう！　
入り口の看板を見てひと安心。お世話になります！　

【1日目】
さっそく猫たちがお出迎え！

リビングでオーナーの本間さんからお話を伺っていると、あら！

ローゼンキャットは2019年4月にオープンした民宿です。聞くところによれば、オーナーの本間さんはホームセンターで働いていた経験を活かし、休みの日に1年間かけてこの家を改装したそうです。親戚の家に帰ってきたような立派な外観だけど中は可愛らしく、とても綺麗なのはこういう訳だったんですね。

最近はフランスやロシアなど海外からの宿泊客も増えているそうです。
チェックインが済んだところで、お庭を見せてもらえることに！

…広い！！

個人のお家でこの広さのバラ園はなかなか見ないような気がします。バラの品種名って貫禄ある名前だけでなく、由来が気になる名前がついていることもあるので声に出して読みたくなっちゃうんです。読んで考えながらゆっくりと散策できました。

忘れちゃいけない！　ローゼンキャットの気になる施設をご紹介します。

ここで猫たちと遊んだり、テレビを見たり、なんとカラオケもできます！

ローゼンキャットは素泊まりなので、白米付きプランでキッチンを有料で借りて、近くで食材を買い込み料理ができます。もちろん車で近くのご飯屋さんに行くこともできます！

バスタブ付きのお風呂があります。 近くには温泉もあるのでタオルを借りて行くのもおすすめです。

そして、気になるお部屋はこちら！

こちらは2部屋分です。通常は襖で仕切ります。部屋と廊下とフラットなので、猫たちが遊びにくることもあります！ 落ち着く畳のお部屋です。

室内ではもちろんWi-Fiが使えます。他にもレンタサイクル、バドミントン、バーベキュー（要予約）など、佐渡の思い出を楽しくしてくれるものもレンタルできます。

私達は夜ご飯の時間まで、ひたすら猫たちと遊んでいました。

猫カフェで遊ぶよりも近くでずっといれて、幸せな時間でした。この日のおかげで猫を飼う未来が少しだけ現実になりました。

【2日目】
朝ごはんを食べたあとに、ローゼンキャットのもう一つの特長である農業体験に行きます。

最近は、その土地ならではの体験をすることが旅のトレンドの一つになっていますので、このようなプログラムはとても嬉しいですね。体験内容はシャインマスカットの芽かきや牡蠣むき体験など様々です。時期によって変わるので、詳しくは予約の際に尋ねてみてくださいね。

この日は民宿から少し離れた場所で、佐渡の特産品・おけさ柿の摘果（てっか、てきか）をお手伝いしました。

教えてくれたのは農家の米津さんです。

「摘果」

なかなかピンとこない言葉ですね。簡単に言うと、ご覧のように、

1つの枝に何個も柿の実がついたまま大きく育ってしまうと、栄養があちこちの実にいってしまうため、1番いいものを残し、栄養をいきわたらせておいしい柿にするという作業をします。

剪定ポイントをしっかりと教わり、いよいよ剪定ハサミで切り落とします。

せっかく実が沢山ついているのになんだかもったいない！（涙）

でも、この作業がなければ美味しい柿が育たたないのだからいいんです。意外と責任重大です！

この作業、皆さんが思ってる以上に頭を使います。

広い空に響き渡るのはハサミの音、流しているラジオの声。

あっという間に1時間が経ってしまい、摘果したのは3人でやって、1本の木でした。(しかも終わらなかった)
なんとここには柿の木が60本以上あります。摘果が終わるのに何日かかるんでしょう。
この柿たちは干し柿のようだけど柔らかい「あんぽ柿」になるそうです。
農家さんがこうやって手間ひまかけているおかげで、立派で美味しい柿ができるんですね。
最近佐渡産の柿を食べていると、今でもこのときの体験が思い浮かびます。

民宿に戻り、いよいよお別れのとき。

観光地をたくさん巡るだけでなく、ゆったりとした旅行もいいですよ！

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