ジェットフォイルは、船体を海面に浮上させて走行することで、3.5mの荒波でも時速80kmの超高速で走行することができます。ガスタービンエンジンで駆動されるウォータージェットポンプにより1分間に約150トンの海水を1平方センチメールにつき9kgの高圧力で噴射させて前進します。また、船体の前後にある水中翼の揚力で海面に浮上させます。翼走中のジェットフォイルは、航空機ときわめて似ています。大気の代わりに水で揚力を得ることで、海面に浮上させていることから“海の飛行機”と呼ばれています。
航空機と同じシステムによるコンピュータ自動制御装置の働きで、荒海を時速80kmで疾走してもピッチング(船の縦揺れ)、ローリング(船の横揺れ)がありません。
時速80kmからの緊急停止距離は180mで通常の船に比べ安全性・確実性に富んでいます。
ジェットフォイル前方向の窓はガラス飛散防止のためにアルミ板に変更しました。そのため、前方の眺望はご覧いただけませんのでご注意ください。
一般客席