さどトリコ

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佐渡のジェラートならここ!素材にこだわった小さなジェラート屋さん「mattelato(マッテラート)」

2020/07/17

たべる


・記事内容は公開日時点の情報です。新型コロナウイルス感染症の影響により予告なく変更される場合がありますので、詳細はそれぞれのお問い合わせ先にご確認ください。
・ご旅行中は佐渡の「新しい生活様式」を取り入れてお楽しみください。


皆さんこんにちは!
旅行先ではその土地の素材を使ったものを食べたくなりますよね。もしそれがスイーツだったら間違いなく食べます。
佐渡でもそんな私の夢を叶えてくれる素敵なお店があるといいなぁと思っていたら、ありました!Instagramで見つけました!

佐渡市の新穂青木にある「mattelato」(マッテラート)。
場所は新穂青木のDe vinco(デビンコ)の駐車場です。

新穂青木はだいたいこのあたり
外観。本当にdevincoさんの駐車場にあります

mattelatoさんのInstagram投稿で予習はばっちり。
佐渡産のはちみつを使った生はちみつのフレーバーが看板商品のよう。
他にもイチゴやピスタチオ、チョコレートなどもあるみたい。
なにを食べよう、どんなお店なのかな。期待を膨らませて、いざ行ってきました!

自分で美味しいアイスを作ろう

藤田さん(左)と渡邊さん(右)

「こんにちは~」と笑顔で出迎えてくださいました。(撮影のためマスクを外しています)
注文の前にお二人にお話を伺いました。

メニュー表

まずは、メニュー。
日替わりで5~6種類、スポットで2種類を販売しているそうです。
取材時は生はちみつ、ミルク、いちご、チョコレート、ピスタチオ、ヨーグルト、マンゴーがありました。

実はお二人とも隣の「Devinco」のシェフ。夜はレストランで腕を振るっているそうです。
渡邊さんは小さいころから大のアイス好き。大人になった今でも大好き。

「売れなくてもいいから、どうせなら美味しいアイスを自分で作ろう!」

とジェラート屋「mattelato」が誕生しました。
渡邊さんいわく、「De vincoにはもうひとりシェフがいて、小さなことからでもチャレンジできる環境だったので、やってみようかと」
アイス好きが高じて自分でお店をオープンさせるなんて、すごい熱意です!

「面白いことにチャレンジしよう」

お店前のテーブルにはスプーンやおてふきがあります

お店は2019年10月~11月に試験的にオープンし、2020年3月に再オープンしました。
おしゃれなウッド調の店構え、丸太の足場、スピーカーから流れるポップな音楽。
いい雰囲気のお店ですが、ここまでの道のりは平坦ではなかったそう。
レストランのノウハウはあるが、ジェラートつくりのノウハウはなく、機材も使ったことがないものもあったそうです。
試行錯誤を繰り返して、少しずつレシピを完成させていったとのこと。

この方たちがおいしいジェラートの生みの親

お二人の役割は、渡邊さんが企画担当で、藤田さんが製造担当。
渡邊さんの発想を形にするのが藤田さんだそうです。
なので、この日に店舗に立つのは相当レア!わざわざありがとうございます!
藤田さんはDe vincoではスイーツ担当。
「De vincoでの経験がジェラートに活かされることも。発見があって楽しいですよ。」
渡邊さんも、「どうせやるなら面白ことを」という思いを持っており、『海×ジェラート』っていいよね、という発想から「いつか両津港まで行ってあいぽーと周辺で販売したい!」などアイデアは尽きません。

こだわり素材のジェラートたち

お二人のジェラートにかける想いを聞いていたら、食べたくなってきました。
「あの、おすすめはなんですか?」
「やっぱり、生はちみつですかね~」
「では、それで!ダブルで生はちみつに合うフレーバーはありますか?」
「ん~、イチゴもおいしいですよ」
はい、決定!!

イチゴと生はちみつのダブル600円

じゃん!きました。念願のジェラート!
いただきます!!
まずは、生はちみつをぱくっ。
「お~いし~い!!」
さっぱりとしていますが、鼻から豊かなはちみつの香りが抜けていきます。
甘さもしつこくなく、はちみつの香りやコクを感じられます。

ダブルで選んだイチゴも一口。
「うわ~、つぶつぶイチゴ~!」
使っているのは斎藤農園さんのイチゴ。あえて粗目にしてつぶつぶ食感を出しているそうです。
確かに、イチゴのつぶつぶ食感がします!フルーツカフェさいとうさんのいちごけずりがジェラートになった感じ!(食べ物を食べ物で例える悪い例)
これはイチゴ好きの人に食べてほしいです!

お次は生はちみつとヨーグルト。

生はちみつとヨーグルトのダブル600円

この組み合わせもおすすめだそうです。
比べると生はちみつの方が黄色っぽい、はちみつのあの色ですね。
ヨーグルトは後味さっぱり。味が濃いフレーバーに合わせてもいいし、夏の暑い日にはぴったりです。
濃厚な生はちみつのあとにさっぱりヨーグルトはエンドレスです~。

この生はちみつは、佐渡産はちみつを使用しています。
佐渡ははちみつも採れるって知っていましたか?恥ずかしながら私はこの時初めて知りました。
渡邊さんのお話によると、島内で10カ所ほど養蜂場があり、あまり数量は採れないがそれだけ価値があるのだそうです。
(使用しているはちみつについてはこちら→佐渡島はちみつ
取材時に食べたはちみつは山桜のはちみつ。
こちらは「単花蜜」といい、半径2m以内の一つの花の蜜で出来ています。

佐渡で採れた単花密と百花密のはちみつ。「百花蜜」は数種類の花の蜜からできているはちみつのことです。
店頭に並ぶ佐渡島はちみつ

このお店で使用しているはちみつは加糖なし、本物の花の香りがするはちみつです。
花によって味も違うので、シーズンごとにフレーバーの味も若干変わり、好みが出てくるかもしれないとのこと。

「でも、それも面白いですよね」と渡邊さん。

生はちみつの期間は55月の終わりごろから秋口10月くらいまで。その時々の味が楽しめますね!
ですが、やはり貴重なはちみつ。数量限定なので、あったらラッキーです!

お次はイチゴとピスタチオ。

ピスタチオとイチゴのダブル550円

色が鮮やか~!
ピスタチオを一口食べてびっくり!本物のピスタチオの味がする!!
今までのピスタチオはなんだったの?というくらい味がはっきりと感じられます。
裏話ですが、実はピスタチオは原価が高め。ですが、「おいしさ優先」でたっぷり使っているそうです。
なるほど、道理でおいしいわけです。

お次はチョコレートとマンゴー。

チョコレートとマンゴーのダブル550円

チョコレートを一口ぱくっ。

「うわ、濃~厚~!!」

びっくり!そのままチョコレートを食べているみたいです!
これも今までのチョコレートはなんだったの?というくらいビターでカカオの味が感じられます。

聞けばフランス産カカオ100%のチョコレートにホワイトベースを混ぜているそうです。
ビターで濃厚。大人の味がします。

マンゴーもぱくっ。

「お~いし~い!!」(2回目)

マンゴーはねっとり濃厚!そのままのマンゴーを食べているかのよう。
ねっとり素材はジェラートに合うそうです。ねっとりなのにさっぱりのマンゴー。お口の中が一気に常夏です。

佐渡産のおいしい食材をジェラートに

どのフレーバーも素材にこだわって作られているのがよくわかります。
渡邊さんは、
「これからは素材を活かしたアイスの需要は伸びると思いますよ。実際にジェラート屋さんも増えていますから。佐渡は食べ物が本当においしい。だからそれを使ってジェラートを作りたいんですよね」

見つめる眼差しが優しい

佐渡産の食材を使っておいしいジェラートをつくる。
お話を聞いていて、渡邊さんと藤田さんならやってくれる。なんだかそんな気がします。

ちなみに、店名の「mattelato」(マッテラート)の由来は…
「すごい、とても」という佐渡弁の『まって』と『ジェラート』を組み合わせて、「マッテラート」。
「佐渡にすごいジェラートがあるぞ」という熱い想いを込めています。
とてもいいネーミングですね!

ぜひ一度、こだわり素材を使ったジェラートを食べに行ってはいかがでしょうか。

※この記事は2020年7月に記載したものを2022年4月18日に最新の内容に更新したものです。


mattelato(マッテラート)

【住所】〒952-0102 新潟県佐渡市新穂青木749-3(devincoの駐車場)
【営業時間】平日11:00~14:00 土日祝11:00~16:00(繁忙期は変動あり)
【定休日】SNSをご確認ください
【駐車場】あり
【WEBサイト】https://www.instagram.com/mattelato/(Instagram)

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