佐渡汽船公式サイト

・記事内容は公開日時点の情報です。新型コロナウイルス感染症の影響により予告なく変更される場合がありますので、詳細はそれぞれのお問い合わせ先にご確認ください。
・ご旅行中は佐渡の「新しい生活様式」を取り入れてお楽しみください。

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こんにちは。
最近、外出するきっかけが美味しいパン屋さん探しになりつつある小林です。
各地のパン屋さん情報を収集していると、盲点でした・・・。
佐渡にも名店があるじゃないか！
ということでさっそくパンを求めて佐渡へ渡りました！

お店の名前は「T&M BREAD DELIVERY SADO ISLAND（ティーアンドエム ブレッド デリバリー サドアイランド）」。通称T＆Mさんです。

両津港から車でおおよそ１時間の羽茂本郷にあります。
(一番最後に地図をのせておきます。)

いったいどんなパンたちがあるのかしら・・・と期待に胸膨らませ一歩足を踏み入れてみると、、、

カンパーニュ、ベーグル、ココナッツのパンなど定番から季節を感じるものまでずらりと並んでいます。
どのパンも存在感があっておいしそう。と見惚れていると、お店を営んでいらっしゃる
マーカスさんと奥様の智子さんが出迎えてくださいました。

島外の方にも人気があるT&Mは、県外の佐渡イベントで出店すると人だかりができてしまうほど！
人気の秘密を知りたい！ということで、お二人にお話を伺いました。

お二人は佐渡へ移り住んで３０年。カフェなどさまざまな仕事を経験し、６年前にT&Mを開店しました。
マーカスさんは朝２時に起きて仕込みをするそうで、特にパンの発酵に使う酵母づくりは大切にしています。

パンの発酵といえば、ずーっと昔の子どもの頃のパン作りでは確か「イースト菌」をつかったような？
と思いをめぐらせていると・・・。
マーカスさんから
「イースト菌は一度にたくさんパンを作るのには向いているけど、イースト菌には出せない深い風味が天然酵母では出すことができるんだよ。」
なるほど～。
パンって発酵過程が違うだけで風味まで変わってくるんだなぁ。
（パン大好きなのにそこまで考えたことなかった。汗）

「これも酵母になるよ！」
とおもむろに見せてくれたのはなんと、花びら

「これは島のはまなすの花びら。摘んできたものを乾燥させてから酵母に使うんだよ。」

酵母は花びらの他にも、桃・りんごなどの果物、さつまいも・にんじんなどの野菜といった様々な原材料から作っているそう。
「天然酵母は生き物と同じだから、もちろん使う酵母によって風味が変わってくるし、酵母は空気中に漂っているものだから、佐渡の風土でしか出せない味になるんだ。酵母の違いを知るとパン選びがおもしろくなるよ。」

食感とか、味付けでパンを選ぶのも１つですが、そこに酵母という判断材料をいれるとぐーっと選択肢が広がっていきますよね。
さらにその土地の風土がパンに出るなんて！
私のパン屋さん探しの幅もぐぐぐーっと広がりそうです。

そして、いよいよパン選びの時です。
あれもこれも食べたい！
できることなら全部買って帰りたい！

自問自答していると、
マーカスさんと智子さんから

「パンはその日の気分で選んで。」
「そのまま食べてもいいけど、サンドウィッチにしてみたり、お酒と一緒に楽しむのもおすすめ。」

たしかにこちらのパンは通常より大きめサイズですし、
ひとつでもいろんなアレンジを効かせた食べ方ができそう！

今回は自家製ローズマリーがアクセントのフォカッチャを購入。
自宅でビールのおつまみとしていただきました。
程よい塩味とローズマリーの爽やかさで相性ぴったり。
パンのきめが細かいのでずっしりと重みがあって、食べ応え抜群でした。

一緒に取材をしていた先輩は自宅でカンパーニュにスモークサーモンとチーズをサンド！

お好みの具材をはさんでみるのもいいですよね～。
手巻き寿司のようにおうちでいろんな具材を用意してサンドしてみるなんていうのもいいかも！

今回お店に伺ってみて、終始お二人が笑顔で楽しそうにパンについてお話しされる姿がとても印象的でした。
特に天然酵母については驚くことがいっぱいで、いろいろな酵母で食べ比べしてみたいな～
とすでにパン選びがおもしろくなってきました！
人気があるのも納得です！

皆さんも、佐渡へお越しの際はT&Mへ足をのばして、佐渡の風土に育まれたパンを味わってみてください。

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