さどトリコ

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築200年「古民家民宿YOSABEI 」のカフェ 「HirumaCafe」でのんびりひるま時間を楽しもう。

2021/03/12

たべる


・記事内容は公開日時点の情報です。新型コロナウイルス感染症の影響により予告なく変更される場合がありますので、詳細はそれぞれのお問い合わせ先にご確認ください。
・ご旅行中は佐渡の「新しい生活様式」を取り入れてお楽しみください。


こんにちは!
佐渡汽船の小林です。
先日、佐渡へ行った際にほっと落ち着くすてきなカフェに行ってきました。
日常の慌ただしさから少し離れてゆっくりとした時間を過ごすことができたので、そんなひとときを皆さんにご紹介しますね。

オレンジ色の外壁が印象的。

今回行ってきたのは

「カールベンクス古民家民宿YOSABEI(よさべい)」の中にある、「HirumaCafe(ひるまかふぇ)」。

場所は、両津港から佐渡の真ん中である金井地区へ向かう途中にあります。

こちらの古民家を手がけたカールベンクスさんは新潟県十日町市で古民家再生に取り組む建築デザイナーです。
「古民家民宿」であるYOSABEIですが、昼間は1階スペースでカフェ「HirumaCafe」を営業しています。

外観はオレンジ色がとってもおしゃれであたたかみを感じさせる色です。
さらに入口近くからもくもくとしたものが!
これはあとでのお楽しみ。

この日はまだまだ真冬の2月。
ぬくもりを求めて店内へ。
お邪魔します~。

重厚感のある扉。

歴史のありそうな立派な扉は金具の装飾がとっても細かいんです。そんな扉をゆっくり開けるとすぐ引き戸が。引き戸を開けるとどんな空間が広がっているのか、わくわくします。

木をふんだんに使った大空間。

引き戸を開けると、
暖色系の照明が柔らかく包む、広々とした空間がそこに。
ふっと上を見上げると、

2階まで吹き抜けなのです。

どっしりと立派な梁が見渡せます。

暖炉は見ているだけで温かくなりますね。

外からもくもくとした煙が見えましたが、ありました!暖炉。
じんわりとした温かさがいいですよね~。揺らぐ火を見ていると心がほっとするのはなぜでしょうか…。

外観はオレンジ色が印象的で可愛らしい雰囲気ですが、店内は渋めな色合いで落ち着いた雰囲気。どんどんYOSABEIワールドに引き込まれます。

テーブルは3人で使うのがもったいないくらい広々しています。

こちらの大きなテーブルはなんと、欅の一枚板。
デザイナーのカールベンクスさんに、家を建て直しする際に依頼して作ってもらったのだそう。
この欅の一枚板はもともと十日町のお家の床の間に使われていて、色や形がシンプルで長く使い続けられるものというオーナーの仲塚さんの希望にそって作られました。
ちなみにちょこっと写っているイスは佐渡の家具屋さんから購入したもので、仲塚さんのお気に入りなんだそう。

どっしりと存在感のあるテーブル、ゆったりとした座りごごち抜群のイスに座り、お店に入ってから高鳴っていた気持ちも落ち着いたところで、メニューチェックです。

メニューボードも手書き文字がかわいいです。

お食事メニューは、カレーが基本2種類。
牛すじカレーは定番メニュー。チキンカレーは季節によって中身が変わり、冬のこの時期は牛乳や生クリームを、夏にはトマトなどの夏野菜を使ったカレーがならびます。
この日はチキンカレーが終わってしまったので、3人仲良く定番の牛すじカレーチョイス。
もちろんドリンクセットにしましたよ。

そしてそして、デザートメニューです。
デザートはプリンが、カスタードとキャラメルカスタードの2種類。
この日のジェラートは栗、枝豆、ルレクチェ、ミルクの4種類。

迷いました…。
でもこういう迷う時間がなにより楽しかったりしますよね。
結果、プリン2種類と栗ジェラートを選びました。

牛すじカレー。

お待ちかね。牛すじカレーが届きました~。
牛すじは新潟県産で、とろとろに煮込んであるので、口の中でほろっと崩れて、たまりません!

うまみが溶け込んだルー。

ルーには野菜が溶け込んでいて、仕込みの時から出汁として野菜を使うのだそう。
使う野菜は季節によって異なりますが、今回は玉ねぎ、ニンニク、キャベツが中心。
キャベツは自宅の畑から掘り起こしてきたのだそうです。
カレーにキャベツは初めてでしたが、キャベツの甘みがほんのり辛さを感じるルーと相性ばっちり。今度カレーを作るとき入れてみようかな。
ごはんも自家栽培で、もちもち甘みがあってカレーとベストな関係です。

そして、びっくりしたのが、付け合わせの野菜の豊富さ。

色鮮やかな野菜がたっぷり。

かぼちゃ、じゃがいも、さつまいもの素揚げ。
私、この3種類本当に大好きなので、たっぷり味わえて幸せです!
コールスローサラダは、にんじん、キャベツ、ねぎが入っていて、こちらも自家栽培。さっぱりした味付けながらコショウがきいていて箸休めにちょうど良い。

仲塚さん曰く、
「農家なのでとにかく野菜をたくさんお出しするよう心がけています」
とのこと。
見た目以上のボリュームに大満足です。

続いて、デザートの登場です。

上から時計回りにキャラメルカスタードプリン、カスタードプリン、栗のジェラート。
キャラメルプリンは上の固さと中のとろーり感が良いギャップ。

プリンは、表面は固めですが、スプーンを入れるとびっくりするくらいとろとろなんです!
口に入れると一瞬で消えてしまいます。
材料は、牛乳・卵・砂糖ととてもシンプル。
牛乳は佐渡牛乳、卵は新潟県産の新鮮なものを使っています。
配合や、焼き時間に工夫をしてあのとろとろ食感を出しているのだそう。
ゆっくり一口ずつ味わいたいプリンでした。

器にたっぷり。

栗のジェラートは食べた瞬間から、口に栗が広がります。
風味はもちろんのこと、少しざらりとした食感もまさに栗そのもの。
こんなにも贅沢に栗を使えるのは、なんと自宅の栗の木から収穫したから。
その栗を寝かせて、熟成させてから渋皮煮にしてジェラートに使います。渋皮煮にすることによって、栗の旨味、甘味と渋皮の良い具合の渋が合わさり、風味が増すのだそう。

ジェラートは、佐渡島内でとれる果物や自家栽培の無農薬野菜を佐渡牛乳と合わせて作っています。

今日のラインナップの他には、季節によって、イチゴ、空豆、紫いも、さつまいも、カボチャなどがジェラートに。
空豆のジェラートどんな味なんだろう?食べてみたいです~。         
次来たときはどんなジェラートに出会えるのか楽しみです。

セットメニューで選んだほうじ茶。

セットで頼んだお茶はティーポットに入っていてずっと温かいままで飲めるのが嬉しいポイント。
カップにおおよそ並々2杯分は入っているので、ゆっくり飲みながら、優雅な時間を過ごしました。

「サドメシラン」認定店の証。

佐渡の食材をたっぷりと使っているHirumaCafeは、佐渡産食材を積極的に使っているお店として「サドメシラン」に認定されています。

地元の食材を古民家の落ち着いた空間で楽しめる。
帰るころには心もほぐれて暖かい気持ちになりました~。

古民家空間にカフェをオープンしたきっかけは、
「お茶が飲めるところが欲しいわ」というご近所の奥様の声から。
私のご近所にもこんなお店があったらいいのにな~と思わせてくれる素敵なカフェでした。
ちなみに営業日・時間は事前に電話連絡していただくことをおすすめします。

たまにはのんびりひるま時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。


YOSABEI HirumaCafe(よさべい ひるまかふぇ)

【住所】佐渡市三瀬川549
【電話】0259-67-7284
【営業時間】11:00~15:00
【営業日】火・水
【駐車場】あり
【ウェブサイト】https://sado-japanese-newold.jimdofree.com

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