間近でトキに会える、観光スポット
トキの森公園は、佐渡島の中央部に広がる国中平野の東側、新穂地区にあり、公園には 「トキ資料展示館」と「トキふれあいプラザ」があります。「トキのふれあいプラザ」では飼育しているケージ内の植栽や水田等を佐渡の自然に近い状態にしており、トキの飛翔、採餌、抱卵、巣立ちなどのトキの生態を間近で観察することができます。
トキはかつて、ほぼ日本全土で普通に見られる鳥でした。明治頃、多数が狩猟され、肉や羽は重宝されました。また、農薬の使用、生息地の改変・消失・開発などの環境破壊が起こり、1952年「特別天然記念物」に1960年「国際保護鳥」に指定されましたが、その頃にはすでに20羽前後にまで減少していました。
1981年野生のトキを保護し人工飼育が始まり2003年まで続けられましたが成功せず、日本産トキは絶滅してしまいました。1999年中国から贈呈されたトキの人工繁殖が成功し、現在では毎年数十羽の元気なヒナが育っています。2008年には、佐渡の大空へ10羽のトキが放鳥され、それから毎年放鳥は続いています。
現在再び佐渡の空を舞うトキは、生き物と島民が共存する佐渡の象徴でもあります。
住所・TEL
住所:新潟県佐渡市新穂長畝383-2
TEL:0259-22-4123(トキの森公園)
HP :http://tokinotayori.com/
定休日
3月~11月/無休,12月~2月/月曜日休(祝日の場合開園し,翌日休),年末年始
営業時間
8:30~17:00(最終入場は16:30)
アクセス
【交通案内】両津港から車で約15分
【最寄りのバス停】トキの森公園(南線)から徒歩0分
【駐車場】乗用車:60台 大型バス:4台