一棟貸し切りのお宿「カールベンクス古民家民宿YOSABEI 青の家」 2021/11/12 とまる ・記事内容は公開日時点の情報です。新型コロナウイルス感染症の影響により予告なく変更される場合がありますので、詳細はそれぞれのお問い合わせ先にご確認ください。・ご旅行中は佐渡の「新しい生活様式」を取り入れてお楽しみください。 こんにちは。以前Hiruma cafeのランチに伺ったカールベンクス古民家民宿YOSABEI。築200年「古民家民宿YOSABEI 」のカフェ 「HirumaCafe」でのんびりひるま時間を楽しもう。 – さどトリコ(サドトリコ・さどとりこ) (sadotrico.jp)今回は同じ敷地内にある一棟貸し切りタイプのお宿に宿泊してきました。 一棟貸し切りタイプのお宿「青の家」 YOSABEIの宿泊プランは2つ。「YOSABEIベーシックプラン」と「青の家一棟貸し切りプラン」があります。今回利用するのは青の家一棟貸し切りプラン。青の家は明治頃に建築された長屋門をリノベーションし、2階建ての宿泊棟としてオープンしました。長屋門とは、江戸時代には武家屋敷などで家臣などの住居として使用され、明治以降になると使用人の住居や農作業場、倉庫などに使用されていた建物です。当時YOSABEIの母屋が旧吉井村の町役場だったため、長屋門はお客様をお出迎えする場所として利用されていたそうです。 オーナーの仲塚さんが宿泊棟にリノベーションする際、佐渡島内の職人さん達と話し合いをしながらひとつひとつ作り上げて完成した、こだわりの詰まった宿泊棟です。 青の家は一棟借りができるので、ご家族や友人同士でゆっくりと過ごすことができますね。 こちらをまるまる一棟貸し切りです! さっそく中に入ってみましょう 1階は玄関を挟んで右側にキッチンや寝室、左側はお風呂場とトイレに分かれています。 大理石の玄関 光が差し込む時間帯は玄関部分の大理石が美しく輝いていました。現在の玄関部分は、長屋門の頃に通用口として使用されていたそう。造りをそのまま活かして玄関にしました。 「青の家」の由来となったこだわりの壁 室内は優しい色味の青色で塗装されており「青の家」の名前の由来となっています。オーナーの仲塚さんが青色がお好きで壁を塗装する際、漆喰と顔料にラピスラズリを使用されたそう。絵画に使われていそうな色味だなあと思っていたのですが、お話を伺ってびっくり!宝石のラピスラズリが使用されているとは! ラピスラズリの石言葉は「健康」「真実」「幸運」「成功の保証」 ラピスラズリはパワーストーンとして重宝されています。 ほかにも、画家のヨハネス・フェルメールが「真珠の耳飾りの少女」や「牛乳を注ぐ女」など自身の作品に使用「フェルメール・ブルー」と呼ばれ昔から人々を惹きつける魅力のある色です。 マットな質感でよく見る青色とは違い、窓から差し込む光の加減で受ける印象が変わるので、時間帯によってお部屋の雰囲気がガラリと変わります。 私たちがチェックインした時は1階が日陰になっていたため、夕日が差し込んでいる2階とは別の色で塗装されていると思っていました。 夜になると更に色味が深くなるので、壁面の変化が楽しめるのも魅力の一つです。 落ち着いた印象のお部屋。冬は薪ストーブでぽかぽか お部屋に入るとまず目に飛び込んでくるのはキッチンスペース。 設置されているアイランドキッチンは、佐渡島内の職人さんが室内の雰囲気と合うよう造作。タイルを丁寧に貼り作られたそう。 室内の探検をする前に「すごく良い!」「自分の家のキッチンがこうだったらいいな」と話が盛り上がるくらい、お部屋の雰囲気にぴったりの素敵なキッチンでした。 キッチンが広いので色々買ってきても大丈夫 キッチンスペースには冷蔵庫、電子レンジ、調理器具、食器類が揃っているので料理をしたりテイクアウト商品をお部屋でゆっくり楽しむことができます。 今回の夕食は食べたいものを佐渡島内のお店でテイクアウトしてきました。 お店で食べるのもいいけれど、色々なお店の料理をお部屋で気兼ねなく食べるのも楽しいですね。 おいしいものが勢ぞろいの夕食 ガラスの器に盛り付ければおしゃれな食卓に 電子レンジはピザをそのまま入れることができるサイズでうれしい! 続いてはお風呂スペース。脱衣所とバスルーム共に小さいお子さんと一緒に入浴しても十分な広さがあります。脱衣所には座り心地の良い椅子が用意されていて、洗面台のタイル部分も広々としているのでゆっくりと身支度を整えることができました。シャンプー、コンディショナー、ボディソープ、タオル、歯ブラシなどのアメニティ類と洗濯機が用意されています。パジャマは皆さんのお気に入りをお持ちくださいね。 広々とした洗面所、椅子の座り心地も◎ 階段を上って寝室へ 高い天井に近づく2階は和室の寝室が2部屋とトイレがあります。 2階に上がると梁をじっくり見ることができます 昼間にみる青色も涼やかですが、夜に廊下のオレンジ色の灯りに照らされた青色もとても素敵です。寝室に入る前に気持ちが落ち着きますね。2階の梁は柿渋で塗装し、寝室は白い壁で落ち着いて過ごせるよう使用目的別に壁の色を工夫されています。 寝室は畳です 木や畑、田んぼが近くにあるのでその時期の虫の鳴き声が聞こえてきます。私たちが宿泊した時期は蝉や鳥の声が聞こえていました。季節を実感できますね。また青の家の窓にはカーテンがないので、朝日や夕日の光が部屋に入ってきて自然の時間経過を楽しむことができます。天気がいい日の夜は星空もきれいに見ることができますよ~。 窓を開けたらすぐそばに自然 佐渡の食材がたくさん使われた朝ごはん私たちが泊まった翌日は天気も良く、外での朝食となりました。 涼しい日陰で朝日を浴びながら朝ごはん 食事は仲塚さんの手作りです。自家製の無農薬野菜や佐渡産の食材がたっぷり使われていてボリューム満点!「佐渡旅行のお昼や夜ごはんは好きなものを食べて、朝ごはんは野菜で栄養をとってほしい!」という仲塚さんの思いが詰まっています。この日のメニューは7種類のおかず、身がふわふわのほっけ、つやつやの佐渡産コシヒカリごはん、すり身のお味噌汁でした。 炊き立てつやつや お味噌汁には佐渡のお土産としても有名なトビウオのすり身が入っていました。佐渡で「すり身の味噌汁」といえばトビウオのすり身と答える方が多いほど、昔から親しまれている食材です。普段慌ただしく生活しているとゆっくりと朝ごはんを食べる時間が作れなかったり、色々な食材を使ったおかずをたくさんは用意できなかったりしますよね。大きなお皿に盛られた料理はどれも滋味深く、朝日を浴びながら新鮮でいろどりの良い野菜をたくさん食べられる贅沢な時間でした。 じゃがいも、にんじん、きゅうり、オクラ、トマト等の目も楽しめる朝食 野菜がたくさん使われているので、野菜好きとしてはうれしい限り! 青の家で旅行の疲れを癒したらとても居心地がよく、眠るのがもったいなくて夜更かししてしまうくらいゆったりと過ごすことができました。オーナーの仲塚さんとリノベーションに携わった佐渡の職人さん達の技術や情熱や想い、細やかな心配りとこだわりが随所に詰まった素敵なお宿でした。お部屋でゆっくり旅の疲れを癒し、栄養満点のおいしい朝ごはんでおなかを満たしたら、今日の目的地を楽しみに出発です! カールベンクス古民家民宿 YOSABEI(カールベンクスこみんかみんしゅく よさべい) 【住所】佐渡市三瀬川549【電話番号】0259-67-7284【営業時間】チェックイン 16:00 ~ チェックアウト 10:00【営業日】ご予約の際にご確認ください。【駐車場】あり【WEB】 https://sado-japanese-newold.jimdofree.com 前の記事 まちなかに近い佐渡の紅葉スポット「慶宮寺八祖堂への階段」 次の記事 ワイン、レコード、コーヒーにゆっくりと時間をかけて。「Andante(アンダンテ)葡萄農家の宿」 最新の記事 あそぶ 2024/08/07 祝!世界文化遺産登録決定 「佐渡島の金山」エリアおすすめスポット5選 ふね 2024/08/02 話題の御船印(ごせんいん)めぐり! 佐渡汽船の御船印はどこで手に入る? 【2024年8月更新】 あそぶ 2023/10/27 秋の佐渡旅は眺めのいい「紅葉山公園」へ! もっと見る PAGETOP チケット予約・変更 チケット予約・変更