港町の歴史はおもしろい!小木港近くで町並み散策【こがね丸就航記念・特別企画】 2023/05/03 あそぶ 2023年4月29日(土・祝)に佐渡汽船の小木~直江津航路にカーフェリーこがね丸が就航しました。それぞれの港から降りた先がどんなところなのかを知るために、佐渡島の小木地区や新潟県上越市が好きな方から、おすすめのグルメ/スポット/おみやげを教えてもらう企画を開催しています。 今回は佐渡島の小木スポット編。小木地区で活動する奥野さんによる、小木のツウな楽しみ方ができるスポットを紹介します! 奥野航佐渡市地域おこし協力隊小木町地区担当。離島と歴史ある町並みが好き。一度は離島に住みたいと思い2021年に移住。移住の決め手は二ツ亀で見た満天の星空。圧倒的に犬派だったが、小木の猫たちと戯れるうちにどっちもいいなと思うように。佐渡弁が少しずつ出るようになってきている。いっぺん遊びにこいっちゃ。 カーフェリーこがね丸が就航し、話題を呼んだ小木直江津航路。 小木を起点にあちこちへ出かけるのも良いですが、実は港の近くには江戸時代から続く素晴らしい町並みが残されています。 まず小木の町を語る上で欠かせないのがここ、「木崎神社」です。 木崎神社 江戸時代初期、幕府による金銀山の開発が活発になると、積み出し港として栄えたのが小木の港です。当時の佐渡代官、大久保長安は金銀山の繁栄を祈って木崎神社を建立しました。 続いて小木のシンボル的存在である、「喜八屋旅館旧館」です。 登録有形文化財にもなっている喜八屋旅館旧館 明治38年に建てられた旅館で、当時は2階建てでした。のちに景勝地である矢島・経島を眺めるため3階以上を増築したと言われています。中に入ると当時のレトロ感あふれる帳場(フロント)が当時のまま残されています。 吹抜の帳場 旅館としてはもう営業していませんが、「喜八屋ゴローカフェ」というお店が入っており、佐渡の食材を使ったピザやスイーツが楽しめます。 ▼喜八屋ゴローカフェについてはこちらの記事をチェック! 元旅館は隠れ家カフェに! 佐渡もんがいっぱい「喜八屋ゴローカフェ」 小木の町の中でも歴史ある建造物が特によく残っている並びがあります。 アブラヤから小木共栄電気までの6軒です。 趣ある店構え 明治の中期までに建てられたもので、軒の低さが特徴的です。また、2階には高欄といわれる手すりが付いており、港町として栄えた小木の性格をよく表しています。秋には柿が吊るされて、小木ならではの景色が楽しめます。 景色を楽しむためには「安隆寺」へ上がってみることをおすすめします。日蓮上人ゆかりのこのお寺からは小木の町が一望できます。右手に見えるのが内の㗴(うちのま)、左手に見えるのが外の㗴(そとのま)です。この2つの港があったことで小木は発展してきました。 2つの港が見える 小木が港町として栄えると、船乗りたちが手軽にさっと食べられるそばが名物になりました。中でも名店として名高いのが「生そば七右衛門」です。 生そば七右衛門 メニューはぶっかけそばただひとつ。 入店するとすぐに「何杯にする?」と聞かれます。大人なら2杯~3杯がちょうど良い量。どんぶりに盛られたそばと徳利に入ったつゆが別々に運ばれてきます。 シンプルが一番 少し甘めのつゆは他では味わえない美味しさ。シンプルなのに飽きの来ない味です。 また、お店自体も歴史ある佇まいで階段とタンスが一緒になった箱箪笥や、小木の町屋らしい吹き抜けを見ることができます。 神棚には木崎神社の祭神である「木花咲那姫(コノハナサクヤヒメ)」を祀る 七右衛門(しちえもん)【住所】 佐渡市 小木町 643-1【営業時間】11:00~13:30【電話番号】0259-86-2046【定休日】 木曜日 紹介したスポットを訪れる途中では、情緒のある小路や可愛らしいねこちゃんに出会って癒されること間違いなし。 猫に多く出会えるのも港町ならでは 噛めば噛むほど味わい深い小木の町をしなしな(佐渡弁でゆっくり)歩いてみませんか? 佐渡への旅はこちらから 小木~直江津航路にこがね丸が就航しました! 小木港・直江津港のMAP 前の記事 お土産にはカフェ自家焙煎の「SADOgi coffee(サドギコーヒー)」ドリップパックを【こがね丸就航記念・特別企画】 次の記事 佐渡島のお土産にいかが?サツマイモからできた「いももち」「干し芋」【こがね丸就航記念・特別企画】 最新の記事 あそぶ 2024/08/07 祝!世界文化遺産登録決定 「佐渡島の金山」エリアおすすめスポット5選 ふね 2024/08/02 話題の御船印(ごせんいん)めぐり! 佐渡汽船の御船印はどこで手に入る? 【2024年8月更新】 あそぶ 2023/10/27 秋の佐渡旅は眺めのいい「紅葉山公園」へ! もっと見る PAGETOP チケット予約・変更 チケット予約・変更